《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》はすごいやつだ。

元々は《護民官の道探し/Civic Wayfinder》という名前だったが,その頃から現在に至るまで常に使われている。すごい。

あとすごいのはエルフから人間へのクリーチャータイプ変更が,当時は明らかに弱体化でしかなかったのに現在ではむしろ人間であることの方が偉いということ。

クリーチャータイプの利点が人間>エルフになることなど誰が想像できただろうか?

特にここ最近は生物の強化がヤバく,《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》とか《刃の接合者/Blade Splicer》とか《未練ある魂/Lingering Souls》とか(全部白くね?訴訟)

猛者揃いだが,全然おかまいなしに使われているみたい。まさにMONOの消しゴムのようだ。

やっぱり場に出ただけでアドバンテージが取れるというのは正義なのだろう。



でも実は黒にも《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》がいるんですよ。

それも結構前から。


《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》 コレね。


俺は《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》が大好きでしてね。

10版で再録された時は世間的にはあまり使われてなくて悲しかったんだけど,

俺は「黒シビック」と呼んで結構可愛がったものですわ。いぶし銀感が素晴らしい。

「それなんすか?」って聞かれたらすかさず「これすか?黒シビックですよ(ドヤァ」と返してたのはいい思い出。

でもこいつってばMBSで再録されてからほとんど使われてねーでやんの。絵もかっこよくなったし(昔は昔で良い絵だとは思うけど,俺は今の絵の方が若干ターミネーターっぽくて好き)MBS発売時にフォイルで4枚そろえたのにな。

まぁトラフトとか現代っ子溢れる環境では仕方ないのかなーとずっと思って誤魔化してきたんだけど,

《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》がレギュラーになれるなら,うちの子もやれるんじゃないかしら?

トラフト除去ってワンドロー!やべぇ強い!

と思ってゾンビ的なデッキに入れて暇なときに回してみました。

するとあらやだ強くない。なんか強くない。

とってるアドバンテージ的には互角のはずだし,むしろ後半になればなるほどドロー>土地サーチになるのかなーと思ったのに。

2/2タップインとか引いてきても全然嬉しくないんですけど。土地もあんまいらんし。。

なぜだろうか・・・と本当に不思議に思ってよく考えた結果,たぶんデッキのカード1枚1枚が弱いのでドローが弱いのでは,という普通っぽい結論に。

でも逆に言えば,わりと強いカードの入っているデッキならドローの価値が上がるから強いのでは?

まぁどんなデッキかと言われるとイメージしにくいんだけども。

今は青白虫のテンポに負けないようにデッキを作らなきゃならない縛りがあるのでパワーカードいっぱい入れたようなデッキはダメだし。

てか《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で戻されたら普段は無視できる1点ルーズがじわじわくるな。


というわけで,色事故防げてライフも減らない《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》は本当にいぶし銀で良いカードだと思う。

ただ,たまには,黒にも《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》がいるということを思い出してみて欲しい。

コメント

山田
2012年6月7日18:10

憤怒鬼は以前自分のハートレスに、3マナ域を埋める役割で入っていました。
やはりライフが痛いのと、剣に引っかかるので今はAVRの船長に代わっていますが…。

山田
2012年6月7日18:10

憤怒鬼は以前自分のハートレスに、3マナ域を埋める役割で入っていました。
やはりライフが痛いのと、剣に引っかかるので今はAVRの船長に替わっていますが…。

かしぶ
かしぶ
2012年6月7日20:18

しょうえいさんの殻が黒かった時代に入ってた憤怒鬼はつよそうでしたね

YMS
2012年6月8日8:21

>>山田さん
ハートレス出ていれば1マナ1ドロー美味しいのでは?!とか一瞬考えた時が何度かありましたが結局1/1が何の役にも立たないんですよねぇ。。
個人的にハートレスにおいてはリリアナが好き過ぎて船長という発想が俺にはありませんでしたw

>>かしぶ君
殻で使うのは強そうだね。ただ今後は殻でも《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》より優先されることはおそらく無いでしょう・・・

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