日本選手権で使ったスタンのデッキ
2011年7月19日 TCG全般 コメント (2)せっかくの日本選手権だし，記念に今回使った相棒を紹介してあげることに。
レポと一緒にレシピだけじゃかわいそうですからね。
以下が今回使ったデッキになります。
先に結果を書いておくと，スタン２日分合わせて５－３でした。
山本スペシャル「ＹＭＳ」
8 《島》
4 《沼》
4 《闇滑りの岸》
4 《忍び寄るタール坑》
4 《墨蛾の生息地》
-土地（24）-
3 《呪文滑り》
3 《真面目な身代わり》
2 《墓所のタイタン》
1 《ワームとぐろエンジン》
2 《聖別されたスフィンクス》
-クリーチャー（11）-
4 《定業》
4 《永遠溢れの杯》
4 《太陽の宝球》
3 《破滅の刃》
3 《転倒の磁石》
4 《ボーラスの工作員、テゼレット》
1 《予感》
2 《殴打頭蓋》
-呪文（25）-
4 《強迫》
3 《弱者の消耗》
1 《呪文滑り》
2 《記憶殺し》
1 《黒の太陽の頂点》
1 《解放された者、カーン》
3 《見栄え損ない》
-サイドボード（15）-
ＮＰＨ発売前環境のＬＭＣで２回優勝できたＹＭＳの《精神を刻む者、ジェイス》の部分を《真面目な身代わり》に置き換えた感じです。
メインノーカウンター・ノーハンデスは相変わらずなのでまんま子孫ですね。
３ターン目に４マナスペル（今回で言えばテゼレット，身代わり，チャリスＸ＝２）プレイから強いカード連打の流れが主な戦略です。
この流れをできる限りスムーズに行うため，《水没した地下墓地》を今回は１枚も採用していません。
青黒の場合「とりあえず２色土地１２枚から」で構築される場合がほとんどですが，
必ずしも毎回それが正解だとは思いません。
ＰＴＱ千葉二次で使用した黒単テゼレットで《水没した地下墓地》全抜きまで
たどり着けなかったのは明らかに構築ミスだったと思っています。
そこから学んだ，やる気のノー《水没した地下墓地》です。
新入りの《真面目な身代わり》に関しては，
正直《真面目な身代わり》は《精神を刻む者、ジェイス》の後釜としては力不足に感じます。
死なない限りは《コーの地図作り》に過ぎません。こう書くと凄く弱そうに見える不思議w
そもそも比べる相手が悪すぎるという話もあります。
ですが，《真面目な身代わり》が《精神を刻む者、ジェイス》に勝っている点も確かにあります。
①アーティファクトである。
②次のターン６マナのカードをプレイ可能。
③2/2が地味にクロックとして機能する。
特に①と②はでかいですね。
このデッキの場合，ハンデスカウンター枠を放棄して２マナマナ加速を８枚取ることで４ターン目６マナ生物な動きを作りやすくしています。
《銀のマイア》まで入れた時もありましたが，さすがに本気出し過ぎ感は否めませんでしたw
ただしひとつ落とし穴がありました。
②については，６マナ生物をプレイするためにはハンドもしくはトップに
アンタップインできる土地が１枚必要，ということです。
結局３ターン目に《真面目な身代わり》をドヤ顔でプレイできたとしても，
さらに土地を置くことができなければ旨みが相当薄れてしまいます。
（一応《殴打頭蓋》があれば次第点ではありますが。）
なので，テゼレットのみならずチャリスＸ＝２の方が強い場面も多々あります。
そういうわけで，実際の対戦を通しても《真面目な身代わり》は
実は今回最も微妙なカードだったので，次があった時は抜けているかもしれません。
《真面目な身代わり》についてだけではあれなので自分の復習も兼ねて
一応１枚１枚簡単に見ていきます。
メイン
《呪文滑り》
赤単，吸血鬼，ヴァラクートに強い。
《呪文滑り》＋《墨蛾の生息地》＋《ボーラスの工作員、テゼレット》はヴァラクートに対する最も簡単な勝ち方。
あと、相手がうっかりミスることが多い気がしました。
《墓所のタイタン》
相手を倒すことにかけてこれほどまでに強いクリーチャーはいません。
今回イラストレーターの方に超カッコよくスケッチを加えてもらいました。
つよいぞーかっこいいぞー。
《ワームとぐろエンジン》
ビートに強いです。テゼレットで探してこれるのも◎。
《聖別されたスフィンクス》
《精神を刻む者、ジェイス》退場により息切れが多くなったので新規雇用。
最近は定番になりつつありますね。
《定業》
こういうデッキでは特に安定性は重要です。
《永遠溢れの杯》《太陽の宝球》
２ターン目にプレイがこのデッキのアイデンティティです。
《破滅の刃》
鋼＞吸血鬼を見越しての採用です（吸血鬼に当たって鋼に当たりませんでしたがw）
《転倒の磁石》
擬似除去でとても便利です。テゼレットで持ってこれるのも強いです。
《ボーラスの工作員、テゼレット》
凄くかっこいいおじさんです。
《予感》
「ドローはとりあえずベレレン」ではないということです。
《予感》は元々かなり強いカードです。
《殴打頭蓋》
なかなか強いです。
６マナまで行けなかった時にこいつがハンドにいると頭を撫でてやりたくなります。
サイド
《強迫》
対コントロールの定番カード。４枚。
《弱者の消耗》
今までは《黒の太陽の頂点》４枚が好きでしたが，鋼の隆盛によりこちらを優先。
《呪文滑り》
追加の《呪文滑り》。強い相手にはかなり強いです。
《記憶殺し》
《瞬間凍結》と迷いましたが，Ｓなのでこちらに。
《黒の太陽の頂点》
ビート全般にすごく強いです。
《解放された者、カーン》
対コントロールの最終兵器として前夜に入れた結果大活躍でした。
実際，強すぎてもう１枚欲しかったと思えましたが，１枚が強いのかもしれません。
《見栄え損ない》
このデッキは速いデッキに弱いのです。
書いている途中でところどころ疲れてしまった時があった気がしますが気のせいでしょう。
一応日本選手権でプロの方々にも勝ちつつ勝ち越しできているので
一定水準の強さはクリアできていたと思いますが，
あともう１勝を取るとしたら間違いなくスタンだったので，もうひと工夫必要でした。
正直なところ，本戦中も「このデッキはもっと強く構築できるなぁ」と思いつつプレイしていました。
今思っているのは，やはり《真面目な身代わり》の部分ですかね。
ここが何かもっといいものがあればもっと強くなれる気がします。
ここまで読んでくれた方がもしもいたら，ありがとうございました。
レポと一緒にレシピだけじゃかわいそうですからね。
以下が今回使ったデッキになります。
先に結果を書いておくと，スタン２日分合わせて５－３でした。
山本スペシャル「ＹＭＳ」
8 《島》
4 《沼》
4 《闇滑りの岸》
4 《忍び寄るタール坑》
4 《墨蛾の生息地》
-土地（24）-
3 《呪文滑り》
3 《真面目な身代わり》
2 《墓所のタイタン》
1 《ワームとぐろエンジン》
2 《聖別されたスフィンクス》
-クリーチャー（11）-
4 《定業》
4 《永遠溢れの杯》
4 《太陽の宝球》
3 《破滅の刃》
3 《転倒の磁石》
4 《ボーラスの工作員、テゼレット》
1 《予感》
2 《殴打頭蓋》
-呪文（25）-
4 《強迫》
3 《弱者の消耗》
1 《呪文滑り》
2 《記憶殺し》
1 《黒の太陽の頂点》
1 《解放された者、カーン》
3 《見栄え損ない》
-サイドボード（15）-
ＮＰＨ発売前環境のＬＭＣで２回優勝できたＹＭＳの《精神を刻む者、ジェイス》の部分を《真面目な身代わり》に置き換えた感じです。
メインノーカウンター・ノーハンデスは相変わらずなのでまんま子孫ですね。
３ターン目に４マナスペル（今回で言えばテゼレット，身代わり，チャリスＸ＝２）プレイから強いカード連打の流れが主な戦略です。
この流れをできる限りスムーズに行うため，《水没した地下墓地》を今回は１枚も採用していません。
青黒の場合「とりあえず２色土地１２枚から」で構築される場合がほとんどですが，
必ずしも毎回それが正解だとは思いません。
ＰＴＱ千葉二次で使用した黒単テゼレットで《水没した地下墓地》全抜きまで
たどり着けなかったのは明らかに構築ミスだったと思っています。
そこから学んだ，やる気のノー《水没した地下墓地》です。
新入りの《真面目な身代わり》に関しては，
正直《真面目な身代わり》は《精神を刻む者、ジェイス》の後釜としては力不足に感じます。
死なない限りは《コーの地図作り》に過ぎません。こう書くと凄く弱そうに見える不思議w
そもそも比べる相手が悪すぎるという話もあります。
ですが，《真面目な身代わり》が《精神を刻む者、ジェイス》に勝っている点も確かにあります。
①アーティファクトである。
②次のターン６マナのカードをプレイ可能。
③2/2が地味にクロックとして機能する。
特に①と②はでかいですね。
このデッキの場合，ハンデスカウンター枠を放棄して２マナマナ加速を８枚取ることで４ターン目６マナ生物な動きを作りやすくしています。
《銀のマイア》まで入れた時もありましたが，さすがに本気出し過ぎ感は否めませんでしたw
ただしひとつ落とし穴がありました。
②については，６マナ生物をプレイするためにはハンドもしくはトップに
アンタップインできる土地が１枚必要，ということです。
結局３ターン目に《真面目な身代わり》をドヤ顔でプレイできたとしても，
さらに土地を置くことができなければ旨みが相当薄れてしまいます。
（一応《殴打頭蓋》があれば次第点ではありますが。）
なので，テゼレットのみならずチャリスＸ＝２の方が強い場面も多々あります。
そういうわけで，実際の対戦を通しても《真面目な身代わり》は
実は今回最も微妙なカードだったので，次があった時は抜けているかもしれません。
《真面目な身代わり》についてだけではあれなので自分の復習も兼ねて
一応１枚１枚簡単に見ていきます。
メイン
《呪文滑り》
赤単，吸血鬼，ヴァラクートに強い。
《呪文滑り》＋《墨蛾の生息地》＋《ボーラスの工作員、テゼレット》はヴァラクートに対する最も簡単な勝ち方。
あと、相手がうっかりミスることが多い気がしました。
《墓所のタイタン》
相手を倒すことにかけてこれほどまでに強いクリーチャーはいません。
今回イラストレーターの方に超カッコよくスケッチを加えてもらいました。
つよいぞーかっこいいぞー。
《ワームとぐろエンジン》
ビートに強いです。テゼレットで探してこれるのも◎。
《聖別されたスフィンクス》
《精神を刻む者、ジェイス》退場により息切れが多くなったので新規雇用。
最近は定番になりつつありますね。
《定業》
こういうデッキでは特に安定性は重要です。
《永遠溢れの杯》《太陽の宝球》
２ターン目にプレイがこのデッキのアイデンティティです。
《破滅の刃》
鋼＞吸血鬼を見越しての採用です（吸血鬼に当たって鋼に当たりませんでしたがw）
《転倒の磁石》
擬似除去でとても便利です。テゼレットで持ってこれるのも強いです。
《ボーラスの工作員、テゼレット》
凄くかっこいいおじさんです。
《予感》
「ドローはとりあえずベレレン」ではないということです。
《予感》は元々かなり強いカードです。
《殴打頭蓋》
なかなか強いです。
６マナまで行けなかった時にこいつがハンドにいると頭を撫でてやりたくなります。
サイド
《強迫》
対コントロールの定番カード。４枚。
《弱者の消耗》
今までは《黒の太陽の頂点》４枚が好きでしたが，鋼の隆盛によりこちらを優先。
《呪文滑り》
追加の《呪文滑り》。強い相手にはかなり強いです。
《記憶殺し》
《瞬間凍結》と迷いましたが，Ｓなのでこちらに。
《黒の太陽の頂点》
ビート全般にすごく強いです。
《解放された者、カーン》
対コントロールの最終兵器として前夜に入れた結果大活躍でした。
実際，強すぎてもう１枚欲しかったと思えましたが，１枚が強いのかもしれません。
《見栄え損ない》
このデッキは速いデッキに弱いのです。
書いている途中でところどころ疲れてしまった時があった気がしますが気のせいでしょう。
一応日本選手権でプロの方々にも勝ちつつ勝ち越しできているので
一定水準の強さはクリアできていたと思いますが，
あともう１勝を取るとしたら間違いなくスタンだったので，もうひと工夫必要でした。
正直なところ，本戦中も「このデッキはもっと強く構築できるなぁ」と思いつつプレイしていました。
今思っているのは，やはり《真面目な身代わり》の部分ですかね。
ここが何かもっといいものがあればもっと強くなれる気がします。
ここまで読んでくれた方がもしもいたら，ありがとうございました。
コメント
はじめまして！
《水没した地下墓地》のみに限らず，必ずしも多数派が正しいとは限りませんよね。
あと「テゼコン」という言葉を俺もたまに目にしますが，このデッキは少なくともメインに関しては「コントロール」として組んでいないので，相手がそのような認識を持ってプレイしてくれたらしめたものだと思っていますw