ガチローグデッキ紹介：現代の「ＭＯＭＡ」

ついにこのデッキを紹介する時がきてしまったようです。
いつかの日記で何度か存在を匂わせたあのデッキを。
次の日仕事があるのにも関わらず午前３時過ぎまで狂ったように一人回ししてしまうあのデッキを。


理由はふたつ。
１つ目は、完成度はともかく、海外サイトにて似たようなデッキが紹介されたから。
２つ目は、俺自身がこのデッキに正直行き詰まりを感じてきてるから。

タイトルで「ガチ」と付けましたが、これは半分本当で半分ウソです。
というのは、ガチで通用するポテンシャルがあると判断して日本選手権本戦に持ち込むレベルに仕上げるべく真面目に調整に取り組んだのですが、どうしてもサイドボードを作り上げることができず、このままでは大会に持ち込むことができないためです。デッキは６０枚ではなく７５枚ですからね。


まずは、以下が海外サイトで載ったリスト

Maindeck:

Artifacts
4 Everflowing Chalice
4 Ichor Wellspring
4 Prophetic Prism
4 Semblance Anvil
4 Temple Bell
4 Throne of Geth

Creatures
4 Riddlesmith

Planeswalkers
4 Tezzeret, Agent of Bolas

Sorceries
4 Preordain
4 See Beyond

Lands
11 Island
4 Darkslick Shores
2 Drowned Catacomb
3 Halimar Depths

https://sales.starcitygames.com/deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=38763


《謎鍛冶/Riddlesmith(SOM)》と《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》で並べてテゼレットでフィニッシュするデッキです。
しかしながら上のレシピは完全に脳内構築であり、全然調整されておらず弱いです。
特別これ以上言うことはありません。とりあえず、ただのクソデッキです。



さて、以下が俺の調整したレシピです。

山本スペシャル　ＹＭＳ（ＭＯＭＡ）

4《謎鍛冶/Riddlesmith(SOM)》
2《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》
1《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler(MBS)》

4《定業/Preordain(M11)》
1《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
1《通電式キー/Voltaic Key(M11)》
4《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
4《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring(NPH)》
4《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》
3《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》
4《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》
1《カルニの宝石/Khalni Gem(ZEN)》
2《ボーラスの工作員、テゼレット(MBS)》
3《時の逆転/Time Reversal(M11)》

16《島/Island(NPH)》
1《沼/Swamp(NPH)》

なんかカスレア追加されてるしクソデッキじゃね？と思われた方もいるかもしれませんが、
ただのクソデッキではありません。
２枚の《ボーラスの工作員、テゼレット(MBS)》以外は高いパーツがないのもポイントです。



動きをすごく簡単に説明すると、
《謎鍛冶/Riddlesmith(SOM)》を出す。
《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》を出す。
《時の逆転/Time Reversal(M11)》をプレイ。
プレイしたターンか、遅くとも次のターンには勝ち、です。
一応４キルできます。


俺がこのデッキを作ったスタート地点は《時の逆転/Time Reversal(M11)》でした。
Ｍ１１発売時は２０００円超えのこのカードもいまや完全にクソレア扱い。
ですが、このデッキにおいては最強のエンドカードです。
神ジェイスなんか比べもんにならない程強い。証拠に、神ジェイスが入っていません。
神ジェイスは４枚持っていますよ念のため。本当に入らないのです。

上でも触れましたが、フルタップで《時の逆転/Time Reversal(M11)》を撃っても、なんとそのターン中に勝つことが十分に可能です。
引いてきた《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》《通電式キー/Voltaic Key(M11)》等を組み合わせることで土地が全部寝てる状態でも再びマナを生み出すことができるからです。
《時の逆転/Time Reversal(M11)》で引けなくても慌てることはありません。
《謎鍛冶/Riddlesmith(SOM)》と《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》があれば、気持ち悪いくらいにグルグル回るので、よほど運が悪くなければ自動的に引いて来れます。
あとは基本的には《ボーラスの工作員、テゼレット(MBS)》を出して《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》で増殖していきなり奥義で勝ちですね。
あと、もう一つの勝ち手段としてカスレア中のカスレア《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler(MBS)》も用意してあります。
早い段階でこいつが出せるようであれば、テゼレットではなくこっちで勝ちにいきます。
これを出して《謎鍛冶/Riddlesmith(SOM)》でグルグルすればあっという間に相手が死にます。
こいつを出してから《時の逆転/Time Reversal(M11)》が撃てるとより確実に勝つことができます。
《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler(MBS)》はネタではありません。
このデッキではガチです。

強さに関してですが、
通常のカウブレード相手なら五分以上の手応えがありました。
メインから茶破壊が入っている場合も最近はあるようなので、《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》より先に《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を置けるとより安心して戦えます。
カウブレード相手にはそんなに急ぐことはないので、《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》に殴られるなんて全然気にせず、隙を見て《時の逆転/Time Reversal(M11)》撃つことを考えます。

ヴァラクートは早漏対決です。どっちが早くイけるか競うだけです。
ビートダウンもだいたい同じです。（ここで手抜きw）

あとは、単純に「わからん殺し」が強いです。これ重要。


《時の逆転/Time Reversal(M11)》と《精神の病を這うもの/Psychosis Crawler(MBS)》というクソレアをネタではなく真面目に使ったデッキはこれだけだと思います。
一人回しがこれほど楽しいデッキもなかなかありません。暇つぶしにももってこいです。
ただ、問題は最初の方で述べた通りサイドです。これさえ作れれば、といった感じなです。
安易にカウンターなど入れてデッキの動きを阻害してしまっては本末転倒。
動きを阻害しない効果的なサイド、もしくは例えば《集団変身/Mass Polymorph(M11)》のようなアグレッシブサイドのような、強いサイドボードが構築できれば、化ける可能性を秘めていると信じています。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
もしもこの日記を読んで興味を持ってくれたくれた人がいたらとても嬉しく思います。
一人回しを始めると、オナニーを覚えた猿のごとく止まらなくなってしまう可能性があるので注意してくださいw

それでは、どこかの予選のトップ８で《類似の金床/Semblance Anvil(SOM)》３２枚《時の逆転/Time Reversal(M11)》２４枚という数字が見れることを願って。